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コロンブスラビットアイ

大粒で食べ応えあり、微妙に酸味もある美味しさ
収穫時期 7月中旬から8月中旬
果実サイズ
甘味レベル
酸味レベル
育てやすさ
収穫量
栽培開始時期 2013年
栽培本数 10

【総評】

個人的には大粒、美味しい、豊産性、育てやすい、と素晴らしい評価なのだが、なぜか苗木屋さんは販売を中止してしまった。理由は結実の悪さらしいが、この農園では、そんな状況になったことはない。交配親はティフブルー×メンデイと書いてあるサイトがあったが、そうなるとブライトウエルパウダーブルーと兄弟品種になるが、あまり似ていない。←読者の方から間違いとの指摘がありました。確かにまったく似ていないのでその通りだと思います。訂正します。

 

【サイズ・美味しさ】

サイズは、大粒。写真の通り100円玉サイズはある。ラビットアイ系の中では最大級サイズで、タイタンには負けるが、ウィトゥと同程度の大きさ。

美味しさは、大粒で食べ応えがある。食感もパリッとして口当たりがいい。ラビットアイ系特有の甘さに加え、微妙に酸味があるので人気品種だ。おススメできるラビットアイ系品種。

 

【収穫量・育てやすさ】

収穫量は豊産性。収量ではないが、特徴的なこととして収穫期が長いことが挙げられる。デューク、クライマックスが一気に熟すのと真逆。通常ブルーベリーは3~4週間かけて果実全体が熟すが、コロンブスは5週間程度以上にわたり収穫可能。ゆっくりポツポツと熟していく感じ。同じようにゆっくり長い時間をかけ熟していく品種としては、バルドウィンメンデイトがある。この特徴は、収穫・出荷を主体とした農家にとっては、手間がかかり厄介な話だが、観光農園にとってはウエルカム。長い期間楽しめる方が経営者、お客様の双方にメリットあり。

育てやすさは、問題ない。総評のところで書いた「結実率の悪さ」だが、この農園では一度も経験していない。その地方の環境などに寄るのだろうか、不思議だ。この農園では数年前に10本を試験的に入れて、すべて順調に育ってたくさん実らせてくれている。だから本数を増やしたいのだが、販売中止で、苗木を購入できないのが残念。この苗木屋さんが販売しているミレニアの方がはるかに結実率が悪いが、こちらは販売継続になっており、何が正しいのかわからない。

(2022年追記)
枝が少な目(特に小枝が少ない)で花芽も少ない、ということは剪定や摘花などはとても容易で手間のかからない品種と言える。

 

【収穫期】

7月上中旬から始まる。ブライトウエルの10日~2週間あとから。終わりは8月のお盆まで長期間楽しめる。

 

【最後に】

大粒で長期間楽しめるのがコロンブスの2大特長。長所が多く、期待の品種だけに販売中止になっているのが残念、ぜひ再開してほしい。

 

 

 

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