猛暑に弱いランキング ~ブルーベリーの品種なんでもランキングVol.8~

(以下のように、前書きは猛暑に強いランキングと同じ)

最近は、夏は当たり前のように猛暑になる。特に梅雨明け後は35度になるようなことも多く、暑さに強い品種選びが重要だ。

ハイブッシュ系は基本的に梅雨明け前に終わってしまうので、ここでは梅雨明け後が最盛期になるラビットアイ系の猛暑に強い品種を選んでみた。

ラビットアイ系は、基本的には暑さに強く、暑さで生育が弱ることはほとんどない。その点は品種間で優劣は感じられない。ただ果実品質は明らかに優劣がついて、猛暑に強い・弱いがハッキリ出る。

猛暑に弱い品種は、10日以上雨が全く降らずに35度近いような暑さが続いたときに、果実が柔らかくなるか、シワシワになる(下の写真参照)。逆に強い品種は、1か月ほど猛暑が続いても、果実は硬く、優良な果実品質を長期間維持できる。

■猛暑が続いてシワシワになった様子

干しブドウのようになってしまう。

見た目は悪いが、甘さが凝縮されていて美味しい。ただどうしても商品価値はなくなる。

 

【猛暑に強いラビットアイ系】

2023,2024年と2年連続で記録的な猛暑となり、暑さへの強弱がかなりハッキリと際立ってきた。それに伴い2024年に順位の入れ替えを行った。特に1位のマルは深刻、2位のオクラッカニーも心配だ。

1位:マル

樹勢が強いのに、意外にも早めにシワシワになってくる。

2位:オクラッカニー

美味しくて口当たりの良さは抜群ですが、、、

3位:ノビリス(T-100)

一見、巨木で荒々しくて暑さに強そうだが、実は、、、。

4位:フクベリー

こちらも意外に早めに柔らかく、シワシワになってくる。

5位:メンデイト

もともと柔らかい果実品質なので、なかなか長持ちしない。

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