ジュエルサザンハイブッシュ
収穫時期 | 6月上旬~6月下旬 |
果実サイズ | |
甘味レベル | |
酸味レベル | |
育てやすさ | |
収穫量 | |
栽培開始時期 | 2009年 |
栽培本数 | 21 |
【総評】
オープン週を飾る甘くてジューシーな品種。一番果候補でブルーベリー品種群の中で先頭バッターという存在。特徴がシャープブルーと酷似しているので、詳しくはシャープブルーのページを参照いただきたい。ここではジュエルとシャープブルーの比較をコラムとして後述する。
【サイズ・美味しさ】
サイズは中粒、美味しさはスッキリした甘さ、果実が柔らかくてジューシー、日持ちしないので出荷に不向き、、、などシャープブルーのページを参照。
【収穫量・育てやすさ】
収穫量は中程度、また収穫量が安定しないこともシャープと同じ。
育てやすさは、シャープをさらに上回る丈夫さだ。シャープは苗木の生育段階で過湿などにより枯れてしまうものが散見されるが、ジュエルは、生育段階でほとんど脱落しない、まったく枯れない。この農園では定植して10年ほど経過したが、記憶にある限り1本も枯れていないし、10年たっても元気いっぱい。これはサザンハイブッシュ系にあっては驚異的な丈夫さ、剛健さといえる。
(2022年追記)
ここ数年で2021年は最高の出来。生育は収穫量が半端なく多い、もちろん生育も順調。通常、季節が早く進むと受粉不良を起こす品種が多いような気がするが、このジュエルは逆かもしれない? 過去遡って調べてみても暖かな冬春の方が実付きが良い傾向にある。収穫量が多い分、反動で樹勢が弱らないか心配したが、まったく問題なし。
【収穫期】
一番果候補の常連で、5月下旬には必ず色づき始める。そのくらい早い極早生品種、ちなみに開花も極めて速い。
——–(コラム:ジュエルとシャープブルーの比較)——–
成熟期を除けば、特徴が酷似しているが微妙な違いはある。下記に整理してみた
・成熟期 ジュエル:オープン週 シャープ:オープン2週目 →成熟期は明らかに異なる
・果実サイズ 中粒でほぼ同じだが、若干シャープの方が大きいか。
・果実の美しさ ジュエルの方が美しい星形をしている。
・美味しさ シャープの方がやや甘い。
・果実の硬さ ジュエルの方がやや硬い。
・丈夫さ ジュエルの方が丈夫、というかパーフェクト。
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【最後に】
長所をいくつも持った品種で、枯れることがない、そこが生産者にとってはイチバン安心できるところ。名前がジュエル(宝石)から連想するような気品は持ち合わせていない。どちらかというと野生的な印象が強い品種だ。
【動画・写真】