OPIサザンハイブッシュ
収穫時期 | 5月下旬から6月中旬 |
果実サイズ | |
甘味レベル | |
酸味レベル | |
育てやすさ | |
収穫量 | |
栽培開始時期 | 2020年 |
栽培本数 | 8本 |
■暫定版■
収穫して3年未満のため、随時追記、変更していきます。
【総評】
とにかく収穫期が早い。超極早生品種。ただそれ以外に誇れるような特長はないのが残念。
【サイズ・美味しさ】
サイズは中粒。基本的には小粒なカテゴリーに入る。
美味しさは、極早生にありがちなスッキリさわやかな味わい。甘みも控え気味。食味にクセはまったくないが印象に残るような美味しさではない。
【収穫量・育てやすさ】
収穫量は中程度で決して多いわけではない。花芽の数が異常に多く、大半の花芽を落さなければならないのがかなり面倒な作業になる。
花芽はかなり抑制してもそれなりに多くの花芽が残るが、歩留まりが悪いというのか、受粉不良なのか不明だが意外に完熟果にならずに終わる花芽が多い。だから収穫量は中程度でしかない。
育てやすさについては、可もなく不可もなく並み。とりわけ剛健でもなく、それほどひ弱でもない。
あと狂い咲きの傾向があり、暖冬の年は秋の段階で半分くらいの花が開花あるいは、蕾が膨らんでいる。温度に敏感ということだろうが手入れする側と、前述の受粉不良や完熟果の落果と合わせて厄介な特徴がいくつもある。
気になっているには、収穫期になったときに完熟果の落下が目立つ。朝、畑に行くと地面にOPIの果実が落下しているのが目立つ。これはたまたまそうなっただけかと思ったが、他の生産者に聞いても落下は目立つというからそう特徴なんだろう。
【収穫期】
際立って早い。先頭バッターで間違いない。
ジュエル、オニールよりも5日から1週間早い。ニューハノーバーと比べたら2週間くらい早い。
当園ではジュエル、オニールの一番果が5月20日とするとOPIは5月15日前後で一番果。ニューハノーバーは6月に入ってからのイメージ。
【最後に】
大関ナーセリーさんのパテント品種という位置づけだが、熟期が極めて速いという特徴以外は、当園では平均点以下。パテント品種としては首をかしげたくなる。基本的には本数を増やす理由が見つからない品種。
(オーストラリアMBO社育成)