【病害虫に強い】ブルーベリー9つの魅力⑥

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こんにちは。
ここにしかない極上ブルーベリーの楽園オーナーです。

 

ブルーベリー9つの魅力6回目は

病害虫に強いです。

 

これは栽培する上で大変助かるというか心強い特長です。
農業の中で病気や害虫駆除に費や時間やコストは相当なものです。

ところがブルーベリーはこの時間や農薬代が非常に少なく、その分時間的に余裕があり、助かっています。

 

病気に強い

ブルーベリーにも病気はありますが、今まで致命的な病気にかかったことはありません。よくあるのは「枝枯れ病」といって枝が黒づんで枯れていく病気があり、春と秋に病気は進行します。

ただこれもブルーベリーの樹全体が枯れてしまうようなことは極稀で、病気にかかった枝を切除してやれば蔓延することはありません。

またうちの農園の場合、土壌性の病気はについては、ポット栽培(隔離栽培)のため次から次へ伝染していくようなことはありません。

「ブルーベリーファームおかざき」ではいままで病気のために農薬を使ったことは一度もありません。

 

害虫に強い

山間にあることもあり、虫は結構付きます。本を読むとほとんど虫がつかないかのように書いてありますが、そんなことはありません。ただこれも致命的な虫には遭遇したことはありません。

多いのはハマキムシ、イラガ、シャシャンボツバメスガなど蛾の幼虫が葉や新梢(新しい枝)を食い荒らします。これも考えようによっては、虫が剪定してくれていると受け止めることもできます。

幸いにも葉っぱをかじる虫はいても、果実をかじる虫はいません。

 

イラガは触ると結構痛みます。お客様に被害がでてはいけないので、農薬を1回使います。

農薬を使うのは、ブルーベリーを守るためでなく、お客様をイラガから守るために使っているだけです。
それ以外に農薬は使用していません。

頑張れば無農薬も可能なのがブルーベリーです。

 

他のフルーツは通常10回以上使いますので格段に少なくて済みます。ですから「ブルーベリーファームおかざき」には、クモやカエルが結構います(毎日クモの巣はらいはしていますが)

知られざるブルーベリーの魅力を熱く語ります。  ~情熱・脱サラファーマーの悠悠ライフ~

あと最も厄介なのがコガネムシの幼虫です。成虫も葉を食い荒らしますが、それほどの被害はありません。幼虫は地下にもぐりブルーベリーの大事な根を食い尽し枯らしてまいます。あっという間に樹全体が枯れてしまいます。

これについては対策を講じていますが、なかなかいい対策が見つかりません。

 

いろいろ書いてきましたが、ブルーベリーが病害虫に強いのはおわかりいただけたと思います。なぜこんなに強いのか? 僕はこう考えています。

 

多くのフルーツは数多くの品種改良が繰り返され、病害虫に強い野生種(原種)からかなり遠い存在になっていて美味しいけど病気に弱くなっているのでは?

 

その点ブルーベリーはそれほど品種改良されていません。ラビットアイ系など極めて野生種に近く、品種によっては親が野生種のものがいくつかあります。強くて逞しいはずです。

 

この野生種に近いことが、魅力シリーズの2回目でお話しした「美しさ」にもつながっているような気がします。

次回は「個性的で多彩な品種」です。お楽しみに