【続編】生きる意味を見つけられる社会 ~新しい時代の幕開け~
こんにちは。
ここにしかない極上ブルーベリーの楽園オーナーです。
1週間前の投稿でアフターコロナはどんな農業になるのか書かせてもらいました。
今回は続編として、世の中、生き方、働き方がどうなるのか書いてみたい。
まず3人の著名人はどう考え方について紹介する。
一人目は、すでにお亡くなりになっている堺屋太一氏。
その著書「三度目の日本」の中でこう書いています。
近代150年、日本は時代の転換期を2度迎えている。
幕藩体制が崩壊した明治維新と、国土が焼け野原になった敗戦である。その都度、日本は立ち上がり、「一度目の日本」、「二度目の日本」を創ってきた。しかし、またもや時代の転換期が訪れている。それは東京オリンピックが開催される2020年に決定的になるだろう。
堺屋氏は亡くなっているので、東京オリンピック開催を前提に書かれているが、まさに2020年が大きな転換期としている。
一度目の日本 → 強い日本
二度目の日本 → 豊かな日本
とするなら三度目の日本はなにをめざすか?
それは「楽しい日本」を創る、と堺屋氏は言っている。
この考えには、とってもとっても共感します。
2人目は、ユーミン
昨年4月のWBS(ワールドビジネスサテライト)出演時に令和はどんな時代になるか?の問いに対して
「もっと心の時代になる」と言った。
時代を常に予見してきたユーミンが、お金を扱う経済番組でのこの発言は衝撃的だった。
そして3人目、作家の本田健。
facebookライヴの中で「資本主義がとうとう終焉する」と言っていた。そそして新しい時代が来ると。
そして私は・・・・
13年前の2007年に大企業デンソーの管理職を投げ出して、大好きな農業の世界に飛び込んだ。
一度しかない人生を、好きでもない仕事に多くの時間を費やすことに嫌気がさして、思い切って飛び出した。
当時の私の生き方、働き方は異端でしかかなった。
本にも書いたが、辞表を上司の専務取締役に提出したとき、「会社を辞めて何をするのか?」と聞けれて、「農業です」と答えた。
そのときの専務の一言が印象的だった。
「今の年収よりも2桁下がるが、それでいいのか?」と脅された。
当時の年収は1300万円だから、農業を始めたら年収は100万円にも満たないということを意味していた。
脱サラした当時も「思い切ったね」という激励は少数で、大半は「どうして安定した生活を捨てるのか?」という冷ややかなものだった。
これまで異端だった生き方、働き方は、このアフターコロナの時代においては、先端、主流になるのではないかと感じている。
規範意識や同調圧力が特に強い日本においては、これまで個人の幸せはないがしろにされてきた。
自分がやりたいことではなく、「他者の欲求」を生きさせられてきた。他の人が欲しいものを、あなたも欲しがりなさい。そして、「他者の目」を過剰に意識してきた。
「ワクワクすることをしたい!」というと、あいつは「苦労が足りない」と冷たい仕打ちを受けたのが、これまでの日本だ。
前述の3人の考えを要約すると、次の時代は
楽しい日本
心の時代
資本主義の終焉
ということだ。
お金ではなく、他人の目を気にせず、本当の幸せとは何か、
他人が敷いたレールではなく、自分の人生を生きる時代に突入する転換期が来た。
私は生き方、働き方は、この転換期よりも13年早く始めた。これまで異端扱いされていたものが、これから先端・主流になるかもしれない。
アメリカの精神科医リヴィングストンは著書の中で確かこう書いていた。
幸福になるためには「自分の人生には意味がある」と感じることだと。
また幸福になる3要素は、 「すべき仕事」「愛する人」「楽しみなこと」 を挙げている。
「すべき仕事」=「楽しみなこと」になることが望ましい。
だから、私のメインメッセージは
「好きな仕事があなたの人生を変える」
このメッセージは、著書「最強の農起業!」の中でも書いたし、講演・セミナーの冒頭でも必ずお伝えしている。
だから、農業も「楽しめる農業」であるべきだし、長時間労働で辛くて儲からない農業は淘汰されていく。
新しい時代の幕開け。
それは、「ひとりひとりが生きる意味を見出せる社会」
「楽しみながら、幸せを感じて、自分の人生を生きる」
こんな時代になるはずだと考えている。
ここ2,3年は破壊と創造が続き、痛みを伴うが、その先には新しい進化した素晴らしい時代が創られることを願いながら、この荒波を乗り切ろう。
一緒に、楽しみながら。
この大自然の中にいると、もう何もいらない。幸せを感じます。