スージーブルーサザンハイブッシュ

■暫定版■
収穫して3年未満のため、随時追記、変更していきます。

【総評】

粒も大きめで硬くてパリッとした食感。果実は星形で美しい。樹勢も収穫量もそこそこ安定している。
まだわからない部分は多いものの欠点が見当たらないので安心感がある、逆に際立った良さも見つからない、そんな品種なのか。

 

【サイズ・美味しさ】

サイズは中粒～大粒でカテゴリーでは大粒に属するといってもいい。果実はファーシングほどではないが硬くてパリッとしている。
食味はさわやかな甘さのスッキリ系サザンハイブッシュで特筆すべき美味しさではないが、十分美味しいといえる。

果実はスターほどではないが、トワイライト並みのキレイな星形をしている。

 

【収穫量・育てやすさ】

収穫量もそこそこある。樹勢もそこそこ強く、今のところ脆弱性は見えない。

大関ナーセリーの品種群は、「樹勢が強い＝収穫量が少ない」という傾向が強いが、スージーブルーは樹勢がそこそこなので、収穫量もある程度期待できるということなのだろう。ユーリカのような超大粒はお客様にアピールするには適しているが、収穫量が少ないので味わえるお客様は極少数だ。一方、スージーブルーのような品種の方がお客様への貢献度は高く、観光農園向きかもしれない。

 

【収穫期】

極早生のＯＰＩやユーリカの後に来る。オープン週が食べ頃で主力品種の位置づけ。デューク、スパルタン、ミスティ、スター、オニールと同時期と考えていいだろう。

一番果はかなり早くて、2024年は5月20日。OPI、ユーリカ、ジュエル、オニールの次で5番手だった。

 

【最後に】

総評でも書いたが、際立った長所もないが、短所も今のところ見当たらない。お客様にアピールする力はないかもしれないが、観光農園には相応しい品種なのかもしれない。大袈裟にいえば、ラビットアイ系のブライトウエルのような位置づけか。

大関ナーセリーのパテント品種

（ジョージア大学育成）