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オーゼキブルーサザンハイブッシュ

香り・風味が抜群のハイブリッド品種
収穫時期 6月上旬~下旬
果実サイズ
甘味レベル
酸味レベル
育てやすさ
収穫量
栽培開始時期 2022
栽培本数 8

■暫定版■
収穫して3年未満のため、随時追記、変更していきます。

【総評】

ハイブリッド品種だからなのか、樹勢はとにかく旺盛で、新梢が無数に吹き出る。そして何と言っても最大の特長はその香りと風味でこの品種の右に出るものはないのではないか。

 

【サイズ・美味しさ】

サイズは小粒~中粒。香りと風味は前述の通り例えようがないくらい素晴らしく上質なものがある。香りと風味が良いとは表現が難しいが、香りは花からの匂い、そして風味は舌の上に乗せた時の匂いや味わいだ。別の表現だと果実を噛み砕いて口の中に果汁が染み渡る前に感じるもの。

小粒にもかかわらず、食味・風味が素晴らしいのは、この他にスノーチェイサー、ジュエル、ピンクレモネードが挙げられる。

 

【収穫量・育てやすさ】

ハイブリッド系だからなのかこれだけ樹勢が強いと頼もしい。他のハイブリッド系レガシーピンクレモネードと共通点はこの樹勢の強さだ。ゆえに育てやすい品種といって間違いないだろいう。

大関ナーセリーの品種群は、「樹勢が強い=収穫量が少ない」という傾向が強いが、オーゼキブルーも残念ながらこの傾向が見事に当てはまる。結果的には小粒で収穫量が少ない品種という位置づけになる。この欠点を帳消しにするのが、抜群の香り・風味。だから営利栽培用の品種として存続している。

ただ香りや風味は流通させるとその特長を発揮できないので、観光農園に適した品種といえる。

 

【収穫期】

極早生のOPIやユーリカの後に来る。オープン週&2週目が食べ頃。デューク、スパルタン、ミスティ、スター、オニール、スージーブルーと同時期と考えていいだろう。

一番果はかなり早くて、2024年は5月21日。OPI、ユーリカ、ジュエル、オニール、スージーブルー、メドーラークの次で7,8番手だった。

 

【最後に】

小粒で収穫量は少な目だが、樹勢の強さと香りや風味は抜群のハイブリッド系品種。果実の色と熟期を除けば、同じハイブリッド系のピンクレモネードに酷似している印象だ。

大関ナーセリーのパテント品種

(アーカンソー大学育成)