フロリダローズラビットアイ


収穫時期 | 7月上旬~7月下旬 |
果実サイズ | |
甘味レベル | |
酸味レベル | |
育てやすさ | |
収穫量 | |
栽培開始時期 | 2022 |
栽培本数 | 12 |
■暫定版■
収穫して3年未満のため、随時追記、変更していきます。
【総評】
ピンク色のブルーベリーといえばピンクレモネードとフロリダローズ。それぞれ一長一短あるが両者に共通しているのは、樹勢が強くてとっても美味しいということ。色合いが変わっているから目立つだけでなく美味しいからお客様にも人気の2品種。
【サイズ・美味しさ】
ピンクレモネードと比べて伝えるの方がわかりやすいので以下対比しながら語ります。
(ピンクレモネード=PL、フロリダローズ=FRと略す)
PLは小粒だか、FRは中粒から大粒サイズ。他品種のサイズと何ら遜色ない大きさ。
美味しさは、どちらかというとPKの方が美味しいと感じるが、FRの十分美味し、お客様の好みによって軍配は分かれるのではないか。PLは甘酸っぱさが半端なくて、多品種とは一線を画すが、FRはそこまで甘酸っぱさはなくよくある一般的な特徴が掴みずらい美味しさ。
【収穫量・育てやすさ】
まだ1年目でわからないがPLほど収穫量が少なくないような気がする。年によってバラツキがあるのか今後経過観察する。
生育は樹勢も強く、シュートもたくさん出て問題ない、と収穫期を迎えるまではその通りなのだが、収穫を終えた後その樹勢に陰りが見えた。具体的には、初年度7本デビューしたが、2本が収穫後に調子を崩した。1本は完全に枯れ、もう一本はかなり弱っている。
2024年が記録的な猛暑だからなのかもしれないが、意外に脆弱な面があるのかもしれない。PLは猛暑でもまったく平気で一本も調子を崩していないので、育てやすさではPLに軍配が上がりそうだ。
ピンク色の色合いは、PLは鮮やか、FRはほんのり淡い色合いだ。ただFRも思ったよりもしっかりしたピンク色になる。特に晴天が続くと日に日にピンク色が濃くなっていくのがよくわかる。
両方とも雨には弱く裂果する。FRは果実に黒い点々が付いているのが散見された。カメムシに汁を吸われたのかもしれない。
【収穫期】
PLは6月下旬から。FRは1週間から10日遅く7月上旬から
【最後に】
華のある品種である。ブルーベリー観光農園で育てている品種で”映え”する品種、TV中継なので取り上げられやすい品種は、500円玉サイズのチャンドラーとこのピンクレモネード、フロリダローズだ。そういう意味でもぜひ揃えておきたい。オーシャン貿易のパテント品種。
まだはっきり断言できないが、PL=育てやすさ、食味 FR=果実サイズ、収穫量にそれぞれ軍配が上がる気がする。