ファーシングサザンハイブッシュ
収穫時期 | 6月上旬から6月下旬 |
果実サイズ | |
甘味レベル | |
酸味レベル | |
育てやすさ | |
収穫量 | |
栽培開始時期 | 2020年 |
栽培本数 | 10本 |
■暫定版■
収穫して3年未満のため、随時追記、変更していきます。
【総評】
縦型樹形で樹勢性が強く育てやすい。
豊産性で食感がパリッとしているのが特長。
【サイズ・美味しさ】
サイズは標準的中粒サイズでバラツキは少なく、粒ぞろい。
食味はさわやかな甘さのスッキリ系サザンハイブッシュ。食味は際立った特徴はないが、特筆すべきは果実の硬さだ。
なかなかここまで果実が硬くて、食感がパリッとした品種はそうそうない。簡単に比較できないが硬さ№1かもしれない。
ブルーベリー狩りを想定すると、果実は柔らかくても問題ないが、出荷、直売、通販などを考えると、当然ながら硬い方が日持ちするし、果汁が噴き出すようなこともないので重宝される。そういう意味では使い勝手のいい品種と言える。
【収穫量・育てやすさ】
収穫量は多い。かなり花芽も多い。
エメラルドは花芽は多いが、なかなか結実しなくて、結果的に収量は中程度でしかないが、ファーシングは残した花芽はしっかり結実する。逆に言うと手が行き届かず、花芽を多く残しすぎると樹勢が弱るので気を付けたい。
育てやすさは、樹勢が強く、新梢が下から何本も出るので頼もしい。縦型樹形でコンパクトに収まるのもいいところ。育てやすいと言い切れるほど長年育てていないので、これからしっかり見極めたい。
【収穫期】
オープン週にギリギリ間に合うタイミング。本格的にはオープン2週目3週目が最盛期。
他の品種でいうとニューハノーバーが近い。ブルーレイ、サミット、マグノリア、レガシーよりも前。
また収穫期間が長いのも特長のひとつ。出荷するために収穫するなら熟期が短く一気に熟す方が便利だが、観光農園であれば、むしろゆっくり熟して長い期間楽しめる方が好ましい。
【最後に】
まだ栽培して間もない段階なので、もう少し様子を見ないといけないが、長所が多い品種と言える。
この先、大きな欠点が見つからなければサザンハイブッシュ系の標準品種になっていくかもしれない。そんな期待感がある品種。
(フロリダ大学育成)