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カミールサザンハイブッシュ

大粒で樹勢が強く縦型の樹形
収穫時期 6月下旬から7月中旬
果実サイズ
甘味レベル
酸味レベル
育てやすさ
収穫量
栽培開始時期 2022
栽培本数 10

■暫定版■
収穫して3年未満のため、随時追記、変更していきます。

【総評】

樹勢が強く縦型樹形。最大の長所は大粒。実を付けた後樹勢が衰えたのが気になるが経過観察中。

 

【サイズ・美味しさ】

サイズは大粒で超大粒とまではいえないが、稀に500円玉クラスもあり得るようなサイズ感。食味は特別美味しいという感じはしない。もちろんサザンハイブッシュ系なので、美味しいといえば美味しいのだが、、、少し味が薄い印象。マイルドな美味しさといえばいいのだろうか。まだ初年度のため、天候によるものも大きいかもしれない。

 

【収穫量・育てやすさ】

カタログ上は収穫量が多いとあるが、花芽の数はさほど多くないので中程度ではないだろうか。

樹勢は強い。特に苗木育成段階では太い新梢が逞しく縦に伸びて頼もしい。ただ初年度で実を付けた後、それまでの力強さを感じなくなったのは少し気がかり。

同じ年にデビューして樹勢が強い品種にオーゼキブルーやメドーラークがある。どれも同じく縦型の樹形で上にドンドン伸びるが、定的に違うのは、カミールは中枝小枝が少ない。太い新梢は何本もあるがこれには花芽がほとんど付かない。一方オーゼキブルーやメドーラークは、中枝小枝が無数に出る。ゆえにカミールはスッキリ樹形、オーゼキ、メドーはワサワサ樹形。

カミールは縦型でスッキリ樹形なので、場所を取らない、省スペースで狭い面積でも多数の株を配置できるメリットはある。

初年度でハッキリ断言できないが、「育てやすい」部類に属するのではないか。実を付けた後少し樹勢が落ちたが、とりあえず1本も枯れずに年を越した。

 

【収穫期】

6月中旬~下旬からが食べ頃。
一番果は5月24日と異常に速かったが、その後はかなりスローペースで熟していく、すなはち熟期が長い。同じ年デビューのサウスムーンは
一番果はカミールより遅いが、その後の熟すスピードは速く、カミールを追い越していく感じ。

 

【最後に】

まだわからない部分は多いが樹勢や食味がどのように変化するか経過観察したい。潜在能力としては期待できる品種。
オーシャン貿易のパテント品種。