都市から地方へ、そして農業へ ~新しい時代の幕開け~
こんにちは。
ここにしかない極上ブルーベリーの楽園オーナーです。
先日、facebookに投稿したら、かなりの反響があったので、さらに詳しくこのテーマで書いてみたい!
もう3年近く前に発売した著書「最強の農起業!」相変わらずのはロングセラーで、この新型コロナの流行とともにさらに売り上げを伸ばしています。現在、Amazon、楽天ブックスとも売り切れ状態。書店に注文するか、電子書籍をご利用いただいた方が早いです。
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自粛などで自宅にいる時間が増えて読書量が増えているのも当然あると思いますが、、、
いま大騒ぎになっているのは、大都市や県庁所在地などの人口過密地域。そのアンチテーゼとして、地方分散や農業回帰の流れが起きる前兆ではないかと感じている。
さて、みなさんはどう思いますか?
この新型コロナのパンデミックは、新しい時代の幕開けを告げるもので、もう以前のような世界には戻れないことは間違いない。
しばらく世界を巻き込んだ戦争が起きていなかったので不思議な気がしていたが、こういうカタチで混乱が起きるということは予想外だった。
では、どんな時代になるのか?
私は仕事柄、上述のような都市から地方へ、そして農業への回帰でひとつ大きな流れではないかと肌で感じています。
ここ岡崎の農園は、さわやかな風が吹き抜け広大なブルーベリー畑。ここで働くのは、私を含めMax3人。感染の心配など皆無に近い。
官僚が創り上げてきた都市集中、特に東京への一極集中の弊害が顕著に現れてきた。その一極集中の東京にさらにオリンピックとは、冷静に考えたら、どうかしてる。
このままいけば、地方の切り捨て、格差拡大、都市と地方の分断がますます進行するはずだったが強制的にストップがかかった。
世界中で大流行しているのは、ニューヨーク、パリ、マドリード、ロンドンなど世界有数の大都市ばかり。
都会の人がウイルスを持ち込まなければ、田舎は安全地帯だ。
よくリーマンショック時と比べられるが、あのときも翌年農業ブームが起きて、書店に行くと「農業コーナー」があった。大きな惨事が起きると人は、原点に返ろうとする。
原点へ回帰とは、都市ではなく、地方や農業へと向かう大きな流れるつくる。
さて、農業回帰とは、、、、
昔は、みんな農民だった。
だから農業に帰るわけだが、昔ながらの農業に帰るわけではないはず。
必ず新しいカタチの農業へ、、、という流れになるはずだ。
哲学者ヘーゲルの弁証法の中にある「螺旋的発展」ではないのか?
螺旋的発展とは
物事の進歩・発展は、あたかも「螺旋階段」を登るように起こる。
横から見れば上に登っていくが、上から見れば元に戻ってくるように見える。
というもの。
事例としては、昔は「手紙」を書いて遠方の人とコミュニケーションを取っていたが、電話の普及により、ほとんど「手紙」を書かなくなった。
だが、IT化が普及し「電子メール」の出現により、メールは日常的なものになった。文字によるコミュニケーションが進化した形で復活した。
農業もこれと同じように、進化発展したカタチで復活すると予見している。
それは、どんな農業なのか?
志高く、有機農業や自然農などをされている方は尊敬するし、否定するつもりはまったくないが、昔ながらの農業という方向ではないと思う。
先人たちが創り上げてきた先進技術を使わない手はない。
そして、農業自体のあり方も変わるはずだ。
生産者と消費者が離れた、いわゆる顔の見えない農業でいいのか?
それはそれで必要だが、、、その方向でもない。
私はこう考える。
生産者と消費者が一体になって楽しめる農業ではないか。
生産者として供給するだけの農業では、楽しくない。
の王産物をスーパーや直売所で買うだけの消費者も楽しくない。
生産者と消費者が一緒になって楽しめる農業。
カタチは色々あると思うが、とにかくこの方向ではないか?
13年前に大企業デンソーの管理職から脱サラ農起業したときに、日本や農業を取り巻く環境を考えたら、消費者と一体になった観光農園・体験農園が見えてきた。
そして「ブルーベリーファームおかざき」を立ち上げた。
どんなカタチの農業に進むのか?私の予見が当たるかどうかわからないが、農業は進化発展したカタチで発展する方向であることは間違いないのではないか。
長くなりましたが、来週には続編を書いてみたい。
次回は、農業というよりももっと大きな流れについて書きます。
よろしければ、引き続きお付き合いください。
農園では、人と自然が調和した季節:ハチたちの受粉の季節を迎えています。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓