【改訂】ブルーベリー養液栽培システムの概要

こんにちは。
ここにしかない極上ブルーベリーの楽園オーナーです。

 

昨日投稿したなぜ、「ブルーベリーは小粒で酸っぱい」というイメージが定着しているのかの続編になります。

ここでは、原産地米国と異なる土壌環境の日本で、大粒で美味しいブルーベリーの多収栽培を可能にしたブルーベリー養液栽培システムの概要を説明する。

 

【なぜ養液栽培は生育が速いのか】←追記しました。

植物を育てるうえで最適な生育環境とはどんなものか?

それは、その植物が長年生まれ育った原産地がどのような生育環境であったか、ということだ。その環境こそが最適な生育環境であることは誰もが納得するところ。つまりこの原産地の生育環境を再現することがその植物の最適な生育環境と言える。

たとえば、トマトはアンデスの乾燥地帯が原産地のため、雨は大嫌いで日本で育てる場合には、ハウスや雨除け栽培が必須となる。ナスは高温多湿なインドのパンジャブ地方が原産地なので、日本の夏の気候に適合するため露地栽培で十分良く育つ。

さて、ブルーベリーはどうか?

北米原産の落葉温帯果樹のブルーベリーにとって、日本の四季のある気候は向いている。しかしながら北米と決定的に違うところがある。それは土壌環境だ。ブルーベリーは水はけがよく、保水性もある酸性土壌を好むが、もともと稲作文化の日本は基本的に水はけの悪い粘土質土壌でブルーベリーの生育には適していない。地植えする場合でもピートモスやウッドチップを大量に投入する必要がある。

そこで原産地の土壌環境を再現するための技術として、養液栽培システムを利用することで生育スピードが格段に速くなる。長年命をつないできた原産地の環境を再現することでブルーベリーは、DNAの中に刻まれた潜在能力が存分に発揮され生育が速くなる。

よく残念なご意見を耳にする、「養液栽培は液肥を流し込むことによって、強引に無理をさせて生育を促進している」と。あたかも人間に麻薬を打つかの如く、、、、。これについては完全否定する。ブルーベリー養液栽培は、無理をさせて生育させているわけはなく、あくまでもともと持ち合わせている潜在能力を最大限引き出しているに過ぎません。それは人を育てることと共通していて、環境さえ整えてやれば潜在能力を発揮できるのと同じだと考えている。養液栽培が無理をさせていない証拠にうちの農園のブルーベリーは定植15年目(2021年時点)を迎えるが、いまだに元気いっぱいで生長している。

「養液栽培による生育スピードが格段に速いことについては、別ページで解説する。この文末にもリンクがあります。

 

それでは以下ブルーベリー養液栽培システムの説明になります。

 

 

【基本的なシステム】

この図を見れば、イメージはつかめると思いますが、養液栽培は、必要な栄養分を液肥として与える栽培法。ブルーベリーの場合は、人工培地を使用しているが、それを除けば葉物を育てる水耕栽培と基本的に同じ原理。

ブルーベリーが好む最適な肥料成分やpH(4.8前後)の原液をタンクに作り置きして、液肥コントローラーで最適な濃度、給液のタイミングと時間を制御し、ポットに植えられたブルーベリーに供給するシステム。このシステムを使うことにより、常に最適な土壌環境を維持することが可能になり、原産地米国の土壌環境を再現した。この結果、ブルーベリーの生育は飛躍的に促進され、大粒でまったり甘いブルーベリー果実の多収栽培が実現した。また潅水、施肥が自動化されることにより作業時間が大幅に短縮され生産性が向上する。

 

【人工培地:アクアフォーム】

ブルーベリー養液栽培に使う人工培地はアクアフォームを使用。アクアフォームは、フェノール樹脂に有機酸とノンフロン系発泡剤を加えて作られた、軽量で吸水性・保水性・通気性に優れている。

ブルーベリーには、ほとんどが細根であるため、粘土質土壌では、まったく根が伸びないが、このアクアフォームを使用することで常にサラサラな状態の土壌が半永久的に維持されるため、根が勢いよく伸びて、ブルーベリーの飛躍的な生長につながる。フラワーアレンジメントに使う「オアシス」と類似品でスポンジ状のフォーム。

 

【ポット栽培】

アクアフォームを使用することに加え、ポット栽培することにより、ブルーベリー栽培にもっとも重要な排水性、水はけの良さという環境が実現する。さらにアクアフォーム+ポット栽培の組み合わせは、栽培用地が農地である必要なく、コンクリート、アスファルトの上でも栽培が可能となり、最近ではビルの屋上を利用した事例もある。あるいはトラックで運ぶことも可能なので、イベント会場や幼稚園、高齢者施設での移動式観光農園も可能になる。固定資産税や賃料を考えると大半は農地での栽培になると考えられるが、用地を選ばず用途が広がったことで、今後の展開が期待される。

 

【防草シート】

養液栽培と直接関係ないが、ブルーベリー養液栽培は、通常、用地の上に防草シートを敷き、その上にポットを置いて栽培する。これにより草取り作業から解放されるのはもちろんだが、観光農園にする場合は、お客様の靴が汚れず、ハイヒールでも快適にブルーベリー狩りが楽しめるという相乗効果がある。

 

ブルーベリー養液栽培については、オンライン「成幸するブルーベリー農園講座」で詳しく説明しているので、ぜひ受講していただきたい。

農園講座専用ページへ

 

またブルーベリー養液栽培専門の施工業者である「アンマズハウス」のホームページも参照ください。

 →「アンマズハウス」ホームページへ

 

それでは、別ページで養液栽培の生育スピードが格段に速いことについて書きましたので、下記バナーをクリックください。

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